JAL、ENEOSとSAF売買契約、航空脱炭素化へ第一歩

　国内サプライチェーン構築に貢献、早期社会実装へ

　日本航空（JAL）は去る7月12日、ENEOS（東京都千代田区）とSAFの売買に関する契約を締結した。この契約で、ENEOSが国内石油元売として初めてSAFを輸入し、それをJALへ供給することになる。両社は同契約が航空業界の脱炭素化を加速するための第一歩だとしている。
　国際民間航空機関（ICAO）は、航空業界において2050年までに国際線の航空機によるCO2排出量を実質ゼロにする目標を掲げる。そのため2024年以降、国際航空分野の排出量は2019年比で15％削減を目指しており、今回の契約で国内のSAFサプライチェーン構築を推進させたとし、日本でのSAFの早期社会実装の加速に貢献したとしている。

※写真＝JALはENEOSとSAFの供給を受ける契約を交わした