WING
唯一の航空医学部隊、パイロットの安全に貢献
上空での身体的変化、パフォーマンス向上も研究
航空医学実験隊は、パイロットなどに関する航空医学及び心理学上の調査研究、さらに救命装備品などの実用試験を行っている。また、それとともに部隊ではパイロットに対して航空生理訓練を行っている。これは航空機搭乗中の環境を訓練装置によって再現することで、過酷な空の環境を経験させるものだ。部隊の隊司令を務める辻本由希子空将補(※辻の部首はしんにょう)は、これまでに得られた知見と、新たな技術の活用によって、医学的な観点から飛行の安全に貢献したいという。新たな装備品の開発に関わる場合においても、飛行安全とパイロットのパフォーマンス向上を念頭に、任務に取り組んでいると話した。
航空医学実験隊には約80人の隊員が在籍し、そのうち隊司令も含め約10人が医官である。入間基地にある装置等を活用して、航空生理訓練の対応や、操縦士への教育、航空身体検査に関連した医学適性に関する検討、さらに研究職技官とともに調査・研究などを行っている。
※写真1=航空医学実験隊の辻本由希子司令(※辻の部首はしんにょう)
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