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ITPエアロ、積層造形エンジン部品でEASA認証
ITPエアロは7月22日(ファンボロー現地時間)、開催中のファンボロー航空ショーで、積層造形構造部品の欧州航空安全庁(EASA)認証を取得した初のエンジンメーカーとなったことを発表した。
具体的には積層技術で製造した構造部品に対して、EASA から設計組織承認 (DOA) 認証を、さらにスペイン航空保安庁(AESA ) から製造組織承認 (POA) 認証を取得した最初の航空エンジン設計製造会社になった。認証された構造部品は、後部エンジン構造の TP400 ベーンとのことだ。
ITP Aero は、独自の技術的専門知識を駆使して、エンジンの高温部品を製造するための独自の積層造形標準および仕様を確立・認証を取得した。さらに同社は特殊な積層造形セルを運営しており、ザムディオ(スペイン)本社にこの製造方法に重点を置く多分野の専門家からなる専任チームを設置した。
※写真=エンジン構造後部のTP400ベーンの積層造形でEASA認証を取得(提供:ITPエアロ)
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