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2024.07.24

WING

小松基地のF-35A配備へ、ノウハウ共有し戦力強化

 新たな装備も扱うは隊員、プロによる精強な部隊

 

 第6航空団司令兼小松基地司令の村上博啓空将補は、今後F-35Aの配備を計画している小松基地について、F-35Aを運用できる基地という考え方よりも「基地をF-35Aに合わせたかたちで迎え入れたい」と述べ、小松基地全体でF-35Aを運用するために変化させていく必要があるとした。小松基地は昨年末に、地元からF-35A配備の理解が得られた。そのため今後、基本的に既存の施設を活用しつつ、新たに必要なハンガーなどを遅滞なく加えていく。すでに三沢基地で2個飛行隊が同戦闘機を運用しており、まさに三沢から様々なノウハウを得ると同時に、導入を進める考えだとした。
 さらに今年度末には、新田原基地で航空自衛隊初のSTOVL機、F-35Bの導入が始まる。機体の特性はA型とは大きく異なるものの、共通する特徴も多い。そこで三沢基地のみならず、新田原基地とも連携しながら、F-35が持つ優れた能力を使いこなせるように相互にアドバイスしていく。ノウハウを得た部隊がアドバイザーとなるため、航空自衛隊としてF-35の「導入を促進させることが私たちの任務」だと考えを述べた。
 航空自衛隊ではF-35A/Bを147機導入し、そのうちB型を42機とする。それとともに、F-15を能力向上型へ改修する予定。合計で68機をスタンド・オフ・ミサイルのJASSMを搭載できるように改修する計画。今後、新たな装備が増えて運用できるようになるために、村上団司令は「最終的に活用するのは操縦者」であり、人なのだと話した。

 

※写真1=第6航空団司令兼小松基地司令の村上博啓空将補

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