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2024.07.24

ウイングトラベル

★大韓航空、787-10型機を日本路線から投入

 個室タイプのビジネスクラス席を用意

 

 大韓航空(KAL)はボーイング787−10型機を新たに投入すると発表した。7月25日から成田−ソウル(仁川)線に導入するのを皮切りに米国や欧州など中長距離路線に展開する。新機材は新たなコンセプトのプレステージクラス(ビジネスクラス)席を導入したほか、乗客と貨物の搭載量を15%増やした。
 新たに投入する787-10型機はプレステージクラス36席、エコノミークラス289席の合計325席で構成される。胴体の長さは787-9型機より約5メートル長い68.3メートルとなっており、旅客と貨物の搭載量を15%増やすことが可能となったほか、機体には炭素複合材を使用し、軽量化と耐久性が向上したことで炭素排出量を20%削減した。
 プレステージクラスは新コンセプトの「プレステージ・スイート2.0」を展開する。座席はドア付の個室タイプとなっているのを始め、フルフラットシートや24インチ高解像度対応のモニターや個人用収納コンパートメントや携帯電話のワイヤレス充電器などが採用された。
 エコノミークラスは3-3-3の配列で、さまざまな方向に調整可能なヘッドレストを装備した。シートピッチは81センチメートル、最大120度のリクライニングが可能となっている。

※写真=大韓航空が787-10型機を日本路線から順次投入

※写真= 新コンセプトを採用したプレステージ・シート