ウイングトラベル
★ド・ゴール空港ラ・プルミエール専用エリア刷新
エールフランス、スイートルームの提供開始
エールフランス航空(AFR)は7月23日からファーストクラス「ラ・プルミエール」専用エリアを刷新し、空港到着から搭乗までの動線プライバシーに配慮し、専用ラウンジのほかスイートルームの提供を開始した。
総面積570平方メートルのチェックインラウンジには15席のラウンジスペースほか、新たにプライベートルーム2部屋を増設した。パリ出発便の利用者はターミナル出発階の専用車寄せにポーターが手荷物を預かり、専用チェックインラウンジまで案内する。また、パリ到着便の利用者は休憩エリアやシャワールームなどが利用できる。
チェックインラウンジのプライベートルームは、自然光を取り入れることで開放感を演出しつつ、プライバシーを確保する空間設計を実現した。チェックインラウンジで出国手続きを済ませた後は、専用の保安検査場を備えたプライベート通路を通り、ラ・プルミエール専用ラウンジへ案内する。
ラ・プルミエール専用ラウンジは1000平方メートルの広さで、アラン・デュカスのシグネチャーメニューの食事と厳選されたワインとシャンパンを提供刷るとともに、フランス・シスレー社のスパのトリートメントメニューを揃える。
スイートルームは搭乗便の出発までプライベートな空間(45平方メートル)を3室新設した。希望に応じて2室をつなげてコネクティングルームとしても利用できる。リビングルーム、ダブルベッドルーム、バスルーム、パティオテラスで構成された各スイートにはバトラーサービスが専属し、滞在をサポートする。
ラ・プルミエール専用チェックインラウンジ、専用ラウンジはエールフランスのラ・プルミエール搭乗客が利用できる。スイートルームはオプショナルサービスで800ユーロから利用可能。
エールフランスでは、新装ラ・プルミエールのキャビンを10月下旬からの冬期スケジュールから内装を一新し、同クラスを搭載した機材を現在より増やす予定。シートピッチを窓5つ分に設定にしたファーストクラスキャビンとしては、航空会社で最も縦長の設計となり、シート、長椅子、フルフラット仕様のベッドなどがあるプライベートスペースを3室設定する。
ラ・プルミエール提供路線は現在、羽田を始めアビジャン、ドバイ、ロサンゼルス、マイアミ、ニューヨークJFK、サンフランシスコ、サンパウロ、シンガポール、ワシントンD.C.の各路線に就航する一部のボーイング777-300型機で提供している。
エールフランスの日本路線は成田、羽田、関西各空港とパリを最大週25便で結んでおり、ラ・プルミエール4席を搭載した777-300型機は羽田発着夜便で毎日運航している。
ラ・プルミエール搭載機材の夏期スケジュールは
AF293便が羽田発21時50分→パリ着5時40分(翌日)、AF274便がパリ発22時→羽田着18時30分(翌日)。
※写真=ラ・プルミエール専用エリアのチェックインラウンジ