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2024.07.25

WING

ブーム、民間旅客機初のアクティブ・サイドスティック

 「シンフォニー」エンジン、スタンダードエアロと提携

 

 超音速旅客機「Overture」の開発を進めているブーム・スーパーソニックの創業者兼最高経営責任者(CEO)のブレイク・ショール氏が7月23日(英国ファンボロー現地時間)、開催中のファンボロー航空ショーで記者会見に臨んだ。このなかでフライトデッキを刷新したことを明らかにしたほか、搭載エンジンである「Symphony」の進捗状況をアップデートした。
 ブームの「Overture」を巡っては、日本航空(JAL)やユナイテッド航空、アメリカン航空が購入を示した契約を交わすなど、将来的に日本を含めた世界の空に就航することが期待される。
 今回同社が明らかにした刷新したフライトデッキに関しては、ハネウェルの「Anthem」アビオニクス・スイートを中核とし、最先端テクノロジーと安全性を高める機能を掛け合わせることで、パイロットにかつてない状況認識と操縦のしやすさを提供すると説明。高度な自動化とエンベロープ・プロテクションに加え、パイロットが機体の飛行状況を体感できるフォース・フィードバック・システムを搭載していることにも言及した。さらに高解像度のタッチスクリーンから主要な機能にアクセスできるため、「Overture」は継続的にソフトウェアをアップグレードすることができることも明かした。

 

※写真=ブームの創業者兼最高経営責任者(CEO)のブレイク・ショール氏

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