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ヴォルトエアロ、来年「Cassio330」飛行実証へ
カワサキモータースの航空エンジン戦略とは?
フランスのスタートアップであるヴォルトエアロのジャン・ボッティ最高経営責任者(CEO)が7月24日(英国ファンボロー現地時間)、ファンボロー航空ショーにおいて、来年にもハイブリッド機「Cassio330」を飛行実証する計画にあることを明かした。同機にはカワサキモータース製のバイク「Ninja」のエンジンを一部改修して搭載している。
また、ヴォルトエアロはシグマ・エアモビリティ(Sigma Air Mobility)が「Cassio」を使ったエアモビリティーソリューションの検討で協力することに合意したことを明かした。
ルート飛行実証の実施や急患輸送サービスを視野に入れた検討を進めていくとした。具体的な飛行実証の場所は明かされなかったが、今年後半にはあらためて発表する予定だ。
両社は互いの専門知識を結集して空港の充電インフラ、技術基準を共同開発することを検討するほか、運用モデル、経済性、脱炭素など、多角的な協力も視野に入れる。
※写真=「Cassio330」の前に立つカワサキモータースの伊藤社長
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