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2024.07.29

WING

防衛省、増額30億円でペトリオット米軍へ売却

 あくまで米国の在庫補完、日米協力により貢献

 防衛省は7月28日、航空自衛隊が保有するペトリオット・ミサイルを米軍へ売却すると発表した。この度の売却は米軍との契約締結に至ったためで、契約金額は総額約30億円だとした。
 米国へのペトリオット移転については、昨年12月の国家安全保障会議において、米国以外にさらに提供されないことを米政府との間で確認したため、海外移転が認められる案件に該当することを示していた。それが今回、売却に至った。
 防衛省では今回の売却について、米政府からの要請を踏まえて行うものだとし、移転ミサイルが米軍の在庫を補完し、米国との安全保障・防衛協力の強化につながるとした。さらに日本の安全保障およびインド太平洋地域の平和と安定に寄与する取組みだとした。