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2024.07.30

WING

GKN、2MW級極水素推進システム実証「H2FlyGHT」発足

 パーカーらと協力、水素機分野を牽引目指す英国の野望

 GKNエアロスペースが、2メガワット(MW)の極低温水素電気推進システムを開発する「H2FlyGHT」をローンチした。推進システムを2MW級にスケールアップすることで、次世代の持続可能な大型航空機の新たなスタンダードを確立することを目標とする。同プロジェクトには実に4400万ポンドもの巨費を投じる構えで、水素航空機分野で英国が存在感を確立していくことに寄与することを目指す。
 このプロジェクトはパーカー・メギット社、マンチェスター大学、ノッティンガム大学との共同プロジェクトで、英航空宇宙技術研究所(ATI)の支援を受ける。同社によれば、過去に実施した「H2GEAR」プロジェクトの成功に基づき、「H2FlyGHT」は効率と性能を高める最先端の熱管理ソリューションを導入するとした。