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岩屋防相、「ヤマサクラ」視察、日米同盟の基盤
岩屋毅防衛大臣は12月15日、陸上自衛隊東千歳駐屯地で行われている日米共同指揮所演習「ヤマサクラ-75」視察後の会見で、日本と米国による密接な共同演習が「日米同盟の基盤」だと評価。また同演習には、今後一層重要度が高まる宇宙・サイバー・電磁波といった新領域がすでに含まれているとし、「新領域を含む、あるいは国民保護、後方など、万般に渡る領域を含む指揮所演習がこのヤマサクラで行われている」と説明した。
ヤマサクラは、1982(昭和57)年から始まった陸上自衛隊最大規模の指揮所演習。今回で75回目の演習となって、日本側から、陸上自衛隊北部方面隊など約5000名、米側からはワシントン州の第1軍団など約1600名が参加した。岩屋大臣は「こういった演習の積み重ねによって、今日のような自衛隊と米軍との力強い関係が築かれている」と述べ、日米関係の更なる発展に期待感を示した。