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中国Y-9情報収集機が12日に続き飛来確認
同様の飛行ルート、奄美大島沖で引き返す
統合幕僚監部は12月14日、中国の軍用機Y-9情報収集機1機が沖縄本島と宮古島間を往復したのを確認した。防衛省・自衛隊では、航空自衛隊南西航空方面隊および西部航空方面隊の戦闘機を緊急発進させて対応。中国機による領空侵犯および危険な行為はなかった。中国軍による同様の行動は、今月12日にも見られた。このときもY-9情報収集機が飛来して、今回と同じルートを飛行した。
中国のY-9情報収集機はこの日午前から午後にかけて、東シナ海方面から沖縄本島と宮古島間を通過して、奄美大島沖の太平洋へ飛行。その後同機は反転して、再び同じ飛行ルートで沖縄本島と宮古島間を通過し、東シナ海へ向けて飛行した。
一連の中国機飛来は、訓練、あるいは何らかの任務を受けて実施されたものと見られるが、詳細は明らかになっていない。
※写真=緊急発進した空自戦闘機が撮影した中国のY-9情報収集機。1日置いて同じ機種が同様のルートで飛行した(提供:統合幕僚監部)
※図=この度飛来したY-9の飛行ルート。明らかに12日と同じルートだ(提供:統合幕僚監部)