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2024.08.05

ウイングトラベル

★ANAお盆予約、国内線4.2%増、国際線10.3%増と好調

 国内は沖縄・九州人気、国際派ハワイ好調で過去最多

 全日本空輸(ANA)が8月2日に発表したお盆期間(8月9日〜18日)の予約状況によると、国際線も10.3%増えた22万4635人に、一方の国内線予約数は前年比4.2%増加した146万4017人となり、国際線、国内線ともに好調に推移した。
 ちなみに、ピーチ・アビエーションとAirJapanをあわせた国際線の予約数は18.4%増の31万871人に、ピーチ・アビエーションの予約を合算した国内線の予約数は前年比1%増の166万1060人となった。
 今年のお盆期間中の予約状況についてANAは、国際線に関してはハワイ行きが好調だと説明。ANAはA380をハワイ線に投入するなど座席供給量を大幅に拡大しており、過去最多となる2万1761人の予約を確保した。足元では日銀の金利引き上げなどで円高に振れてきたが、つい最近まで歴史的な円安水準にあったことに加え、欧米の物価上昇が激しいこともあり、タイ、シンガポール、ベトナム、そして韓国といったアジア方面が人気となっていることを明かした。
 期間中の日本発のピークは8月9日の予約率91.1%、翌10日も90.1%と9割以上の予約を確保した。海外発便のピークは8月15日の81.5%となっている。
 一方、国内線は沖縄、九州方面が好調で前年比7%増加しているとのこと。とりわけ8月10日については、2020年2月以降、全期間における1日あたりの最多予約数(16万3423人)を記録したことも明かした。
 国内線の下り便の予約のピークは8月10日の97.3%で、ほかに8月9日の91.3%、11日の91.1%など、期間前半の予約が好調。一方、上り便は8月17日の予約率が89.8%に達しているほか、10日に85.4%、16日が84.9%、そして18日も87.2%となるなど、高い予約率を確保した。

■国内線方面別の予約状況
・北海道=提供座席数:37万8385席(0.4%増)、予約数:32万5027人(3.4%増)、予約率:85.9%
・東北・北陸=提供座席数:14万6712席(2.1%減)、予約数:12万522人(1.2%増)、予約率:82.1%
・関西=提供座席数:13万3459席(5.1%減)、予約数:9万3655人(3.6%減)、予約率:70.2%
・中四国=提供座席数:28万3791席(0.2%増)、予約数:23万1865人(2.6%)増、予約率:81.7%
・九州=提供座席数:49万3694席(8.2%増)、予約数:38万1130人(6.9%増)、予約率:77.2%
・沖縄=提供座席数:33万5795席(2.4%増)、予約数:29万7395人(7.3%増)、予約率:88.6%
・その他=提供座席数:1万8280席(2.1%減)、予約数:1万4423人(4%減)、予約率:78.9%

■国際線の方面別予約状況
・北米=提供座席数:5万7314席(1.7%増)、予約数:4万7242人(2.1%増)、予約率:82.4%
・欧州=提供座席数:2万5095席(33.1%増)、予約数:1万9850人(23.8%増)、予約率:79.1%
・中国=提供座席数:5万1392席(38.2%増)、予約数:4万3061人(40.7%増)、予約率:83.8%
・アジア・オセアニア=提供座席数:12万3619席(0.7%減)、予約数:9万2721人(1.3%増)、予約率:75%
・ハワイ=提供座席数:2万5720席(16.8%増)、予約数:2万1761人(13.3%増)、予約率:84.6%

※写真=国際線、国内線ともにお盆の予約は好調だ