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2024.08.06

WING

統幕、中国Y-9機飛来、他方向から無人機接近

 統合幕僚監部は8月3日、中国軍のY-9情報収集機が飛来し、推定中国無人機が連携するような飛行を行ったことを発表した。Y-9が飛来したのは当日午後で、東シナ海方面から飛来し、沖縄本島と宮古島の間を通過して太平洋へ進出した。その後、太平洋上を与那国島沖まで飛行した後、旋回・反転して再び沖縄本島と宮古島間を通過し、東シナ海へ戻っていった。
 また同日午後には、推定中国無人機1機が東シナ海方面から飛来し、与那国島と台湾の間を通過して太平洋へ向かい、先島諸島南西の太平洋上で旋回後、バシー海峡方面へ飛行した。さらに同じく午後に、別の推定中国無人機1機が太平洋から飛来し、与那国島と台湾との間を通過して東シナ海へ向かった。
 その間に航空自衛隊では、南西航空方面隊の戦闘機を緊急発進させるなどして対応した。

 

※図・写真=日本領空付近を飛行したY-9機。推定無人機2機と共同で飛ぶような行動を見せた(提供:統合幕僚監部)