ウイングトラベル
★上半期トルコへの日本人訪問者5万6000人以上に
前年から倍増、海外から2610万人、237億米ドル
トルコ文化観光省のメフメト・ヌリ・エルソイ大臣はイスタンブルで記者会見し、2024年上半期のトルコへの訪問者数は前年同期比13.9%増の2610万人に達し、観光収入は9.3%増の237億米ドル、観光客1人当たり1日平均消費額は98米ドルだったことを発表した。中でも、日本からは前年同期比96%増の5万6000人以上と2倍近い観光客が訪問したことを明らかにした。
エルソイ大臣は、上半期の結果が年末までの目標である6000万人の観光客誘致と600億米ドルの収入達成に向けたトルコのコミットメントを裏付けるものだと述べた。
トルコの主要マーケットであるロシア、ドイツ、イギリスからの観光客数も増加している。約270万人以上のロシア人がトルコを休暇の目的地として選び、上半期に3%の成長を記録した。同期間のドイツ人旅行者数は9%増の約250万人、イギリスからは19%増の約180万人の観光客が訪れた。
アジア市場では、中国からの訪問者が前年同期比111%増の18万7000人以上と最大の成長率を示し、次いで日本からが前年同期比96%増の5万6000人以上だった。
トルコ文化観光省は、トルコの歴史的、文化的、考古学的遺産見学が海外からの旅行者の最大の目的で、トルコの博物館や史跡は前年同期比12%増の約1400万人の訪問者を受け入れたとしている。
最も訪問者が多かった遺産はイズミルのエフェソス、コンヤのメヴラーナ博物館、デニズリのヒエラポリスとパムッカレ、カッパドキア/ネヴシェヒルのギョレメとゼルヴェ、パシャバウラルだった。
また、同省ではイスタンブルの街並みも観光客にとって大きな魅力となっており、その多様な文化と歴史的背景が訪問者を引きつけているとし、観光業の成長はトルコ経済にとって重要な要素であり、今後も持続的な成長を期待している。
※写真=トルコ観光好調、上半期日本人5万6000人以上