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IHI第1四半期、四半期純利益231%増の185億円
民間航空エンジンの新製・スペア販売が好調
IHIが8月6日に発表した2025年3月期第1四半期決算によると、親会社に帰属する四半期純利益が前年同期比231.5%増加した185億8300万円と、大幅に伸びた。民間航空機向けエンジンの新製エンジンとスペアパーツの販売が好調に推移したことなどが売上収益と営業利益に貢献したことなどが奏功した。
期間中の売上収益は前年同期比16.7%伸びた3481億6300万円に、営業利益は166.9%増の238億3000万円となった。
新型コロナパンデミックが収束し、航空旅客需要が回復したことにより、航空会社などからスペアパーツ受注が好調に推移したことが業績を押し上げた。さらに歴史的な円安水準が、民間向け航空エンジンの売上に寄与した。また、カーボンソリューションや原子力案件が端境期にあるものの、関連事業で前年同期並みの営業利益を確保したことも奏功した。