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統幕、昨年度の災害派遣は387件、約1万3000人参加
不発弾処理件数は2348件、海上で計197件処理
統合幕僚監部が発表した2023年度の自衛隊による災害派遣および不発弾等処理の実績は、災害派遣件数が387件であり、活動人員が延べ約1万3000人だった。しかしながら今年元日に発生した能登半島地震の活動は、今年度以降も継続しているため、今回の実績には計上しなかった。不発弾などについては、陸上で見つけられたものの処理件数が2348件で、重量が約37.5トン、そのうち沖縄県での処理が441件、約19.7トンとなった。海上では、処理した機雷が2個、爆発性危険物が195個であり、重量が約4.1トンだった。
前年度の活動で代表的なものは、活動継続中で人員を計上しなかったものの能登半島地震への対応は比較的大規模なものとなった。石川県と富山県へ人命救助活動、衛生支援、輸送支援、給食支援、給水支援、入浴支援、道路啓開活動などを実施。現在も入浴支援は継続中だ。
※写真=左から能登半島地震対応、大雨対応、鳥インフルエンザ対応、山林火災対応での活動の様子(提供:統合幕僚監部)
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