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ASPINA、超小型リアクションホイール量産へ
欧米、日本、アジア市場で拡販目指す
ASPINA(シナノケンシ)は8月下旬から、3U?6Uのキューブサット向け超小型リアクションホイール「ARW-3m」の量産を開始する。
同社は宇宙業界最大の市場である米国に加えて、今後成長が見込める欧州、日本、アジア市場での拡販を目指す。出荷はサンプル品を評価した顧客から順次先行して行う方針だ。
リアクションホイールは、人工衛星の方向を変化させる姿勢制御部品。フライホイールに与えるトルクの反力により、角運動量を発生させる電気アクチェータの一種で、燃料を消費するスラスターと違い、電気エネルギーのみで姿勢制御が可能。太陽電池などによって電源が得られれば、駆動力を長期にわたって確保できる。
※写真=超小型衛星向けの国産リアクションホイールがいよいよ量産へ。安定したサプライチェーンにより世界市場で拡販を目指す(提供:ASPINA)
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