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Sceye、HAPSで成層圏の日周飛行に成功
商業化に前進、成熟度向上へ年内に2回飛行
高高度滞空型プラットフォームシステム「HAPS」の製造を手掛けるスカイ(Sceye)は8月19日(ニューメキシコ州ロズウェル現地時間)、運用エリア上空で成層圏における日周飛行を完了したことを発表した。
同社は今回の成果により、昼間に太陽光を利用し、夜間の飛行をバッテリー容量で飛行、翌朝の太陽光充電を通じて数カ月から数年間にわたる長期間の滞空飛行を可能とする重要なマイルストーンをクリアしたことを強調した。
「HAPS」を巡っては、日本でも大きな注目を集めており、NTTドコモやソフトバンクなど、複数のプレイヤーが研究開発を進めている。これにより電波が届きにくかった地域へのサービス提供のほか、災害時の迅速な電波復旧、インフラ監視など、多角的な視座でサービス展開を模索している。