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2024.08.20

ウイングトラベル

★東急リゾーツ&ステイ、特定技能外国人受入開始

 訪日拡大で人材不足対応、初の大規模採用52名

 

 東急不動産と東急リゾーツ&ステイは、宿泊・観光業における人手不足に対応するため、東急リゾーツ&ステイで特定技能外国人材の大規模受け入れを開始した。2033年までに正社員全体の約30%を海外人材とする目標を掲げ、積極的な受け入れ拡大を図る。
 少子高齢化による生産年齢人口の減少や、インバウンド需要の回復に伴い、宿泊・観光業を含むサービス業では人手不足が深刻な課題となっている。こうした状況を受け、東急リゾーツ&ステイは宿泊事業での安定的な運営をめざし、特定技能外国人材の採用を開始した。
 今回の採用は、東急リゾーツ&ステイにとって初めての大規模な特定技能外国人材の受け入れとなる。採用された52名は、ミャンマー、フィリピンに所在する教育機関「OURアカデミー」で教育を受けた人材。とくにリゾート地での人手不足が顕著で、調理人材の不足が課題となっている中、これらの人材は安定的な施設運営に貢献するとともに、多様性ある組織の構築に向けた重要な役割を担うことが期待されている。
 また、東急リゾーツ&ステイは今後、OURの教育カリキュラムに加えて、自社独自の教育プログラムを組み込むことで、より自社のニーズに合致した人材の育成をめざす。
 東急リゾーツ&ステイは、ミャンマーやフィリピンにとどまらず、韓国、中国、台湾、インドネシア、インド、ネパールなどからの人材受け入れを積極的に進め、2033年には正社員の約30%を海外人材とする計画を掲げている。国籍や宗教、性別を問わず、公正な機会を提供し、多様な価値観の中で誰もが活躍できる環境作りを推進することで、社会に対する価値提供を実現していく方針。

 

写真=訪日需要拡大で特定技能外国人の採用歓迎会と研修風景