ウイングトラベル
★カタール航空、南アのAIRRLINK株式25%取得
成長するアフリカ大陸市場の事業強化を加速
カタール航空グループは8月20日(ドーハ現地時間)、南アフリカの独立系地域航空会社であるAIRLINK(エアリンク)の株式を、25%取得したことを発表した。カタール航空としてはAIRLINK株式を取得することで、アフリカ大陸における事業を発展させていきたい狙いだ。
AIRLINKはアフリカ15カ国45以上の目的地に就航している。これまでもコードシェアといった提携関係を有していたが、今回の出資により、その関係を深化させる。
カタール航空は現在、アフリカ大陸の29地点に就航するなど、アフリカ大陸における事業の強化に取り組んでいる。カタール航空とAIRLINKは今後、両社のロイヤルティプログラムの連携も目指していく考え。
カタール航空グループのバドル・モハメッド・アル・メール最高経営責任者(CEO)は「AIRLINKに対する投資は、アフリカが当社のビジネスの将来にとって如何に不可欠な市場であるかということを裏付けるもの」とコメント。出資することにより、「AIRLINKに対する当社の信頼を示すことだけではなく、アフリカ全体に対する当社の信頼を示している」とコメントした。
一方、AIRLINKのロジャー・フォスターCEOはカタール航空グループによる出資を歓迎。「この取引は、規模の効率性を提供し、当社のキャパシティを増やし、マーケティングの範囲を拡大することで、更なる成長へ導くものだ」とコメントするなど、今後のシナジーに期待を寄せた。
※写真=カタール航空が南アフリカのAIRLINKに出資(提供:カタール航空)