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2018.12.18

WING

NEDOと5社が世界初の無人ヘリ衝突回避実験

福島県南相馬市で有人ヘリと模擬飛行試験

 NEDO、SUBARU、日本無線、日本アビオニクス、三菱電機、自律制御システム研究所は12月14日、福島県と南相馬市の協力のもと、復興工業団地内「福島ロボットテストフィールド」(福島県南相馬市)で、中型の無人航空機(ヤマハ発動機製FaserG2)に搭載した衝突回避システムの探知性能試験を世界で初めて実施したことを明らかにした。
 今回は12月10日から14日まで、あらかじめ設計した経路に従って、中型の無人航空機が有人ヘリコプター(空中静止)を避けて飛行するという模擬的な衝突回避試験を行った。無人航空機には各種センサーや準天頂衛星システム対応受信機などを搭載し、飛行中に適切に対象物(有人ヘリコプター)を探知できるかなど、衝突回避システムの動作を確認することができたとしている。
 来年度は今回の成果を踏まえ、向かい合って飛行する有人ヘリコプターに対して、自律的に衝突を回避する無人航空機の飛行試験を行う予定。
 

 

※画像=衝突回避試験の概要(提供:NEDO)