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2024.08.26

WING

NASA、9月初旬に「スターライナー」を無人で帰還

 宇宙飛行士2名は来年2月に「クルードラゴン」で地球へ

 米航空宇宙局(NASA)は8月24日(現地時間)、不具合が発生したボーイングが開発した民間宇宙船「スターライナー」について、9月初旬に無人で地球に帰還させることを発表した。さらに、「スターライナー」で国際宇宙ステーション(ISS)に到着したブッチ・ウィルモア宇宙飛行士とスニ・ウィリアムズ宇宙飛行士については、正式にエクスペディション71/72クルーの一員としてミッションを継続。両名はNASAのSpaceX Crew-9ミッションに割り当てられた他の2人のクルーとともに、来年2月、スペースXの「クルードラゴン」で地球に帰還する計画にあることを明かした。
 今年6月に両名を乗せた「スターライナー」は、搭載された複数のエンジンが停止したほか、ヘリウム漏れの不具合が発生。安全性を確保できないとして、当初8日間ほどの予定だった地球への期間が遅れに遅れている。