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丸住製紙大江工場、パルプ工場で世界初のCORSIA認証
NEDO事業一環、SAF化実証プラントも建設中
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業を通じて、丸住製紙の大江工場(愛媛県四国中央市)が、国際航空分野における持続可能性認証スキームに基づくISCC-CORSIA認証(CORSIA)を取得した。NEDOによれば、今回の認証取得はパルプの原料供給元である愛媛県内の製材所も包括したグループ認証制度を活用しており、パルプ工場として認証を取得した世界初の事例となった。
CORSIA適格燃料とは、原料生産からSAFの製造までに関わる事業者それぞれがSCSの定めに基づく認証を取得し、それぞれの事業者の間において定められた文書を発行することでトレーサビリティを確保して製造されるジェット燃料。この認証を取得するには、10%以上のCO2などのGHG削減効果、始発原料が炭素を高度に貯留する土地由来でないことなど、持続可能性に関するさまざまな条件が定められている。
※画像=愛媛県の大江工場がパルプ工場として世界初のCORSIA認証(提供:丸住製紙)
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