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台風10号で土砂崩れ、陸自30人派遣し不明者捜索
統合幕僚監部は8月28日、台風10号接近の影響で発生した愛知県蒲郡市の土砂崩れに対して災害派遣を行ったと発表した。当日午前5時に陸上自衛隊第10師団長が愛知県知事からの災害派遣要請を受け、陸自第6施設群(豊川駐屯地)を基幹とする約30人態勢で、警察・消防と連携して人命救助活動を開始した。
この土砂崩れは27日に発生し、住宅1棟を巻き込んで5人が生き埋めとなった。人命救助活動に当たる自衛隊の部隊は現在、第6施設群のほか、第49普通科連隊(豊川)、第10高射特科大隊(豊川)、中部方面特科連隊第2大隊(豊川)を派遣して活動する。さらに蒲郡市役所へ第6施設群の隊員2人を連絡員として派遣している。
なお、28日16時時点では行方不明者5人のうち、3人の救出を行った。
※写真=土砂崩れ発生現場へ向かう初動対処部隊(提供:統合幕僚監部)