★日本旅行、台北MRT社と観光交通事業の連携で覚書

　次世代交通手段の利用促進や沿線観光活性化など検討

　日本旅行は台北大衆捷運股フン有限公司（台北MRT社）と観光交通における事業連携検討に関する覚書を締結した。両者は台北市の観光における次世代の交通手段の利用促進や沿線地域観光の活性化などに関して検討を進めていく方針だ。
　台北MRTは台北市に路線を有し、平均5分に1本の割合で走る地下鉄で台北市民の日々の生活に欠かせない乗り物となっている。
　日本旅行は海外旅行において観光MaaSを推進していくことを目指している。
　そうした中で今回台北MRTとの提携により、台湾を訪問する日本人観光客への台北MRTの利用促進をきっかけに沿線地域観光の活性化に寄与することを目指していく。この取り組みを通して将来的には日台双方向の相互交流を創り出す旅行商品の共同開発・販売促進へつなげていきたい考え。
　今後は台北MRTの乗車券や協力会社とともに発行する観光商品の利用促進を始め、日本・台北双方向の旅行促進に関する取り組みなどを推進していく計画だ。

※写真＝日本旅行と台北MRTが覚書を締結。写真左から日本旅行の小谷野悦光代表取締役社長、台北市政府の李秘書長、台北MRTの詹文滔副総経理