ウイングトラベル
★成田7月実績、外国人旅客初の190万人超に
一方で日本人の回復半分以下、国内は7月3番目
成田国際空港会社(NAA)は8月29日、成田空港の7月の運用状況を発表した。このところ好調な国際線の外国人旅客はさらに伸び、前年同月比34%増、19年同月比でも20%増の192万1979人と、単月で初めて190万人超となる過去最高になった。
国際線旅客は全体で前年比24%増、19年比では13%減となる278万1520人となった。過去最高となった外国人に対し、日本人は前年比19%増、19年比では49%減の62万275人と、引き続き回復の遅れが際立った。通過客は前年比16%減、19年比39%減の23万9266人だった。
国内線旅客は前年比1%減、19年比1%減の68万1512人であり、前年同月およびコロナ禍前と比べて下回ったが、7月として3番目に多い旅客数となった。
そのため旅客全体では前年比18%増、19年比11%減となる346万3032人となった。
航空機発着数は国際線が前年比20%増、19年比では10%減の1万6344回、そのうち旅客便が前年比24%増、19年比14%減の1万3522回であり、貨物便が前年比3%増、19年比が25%増の2627回だった。国内線の発着数は前年比7%増、19年比5%減の4728回。全体の発着数は前年比17%増、19年比9%減の2万1072回となった。
国際航空貨物量は前年比7%増、19年比2%減の16万9542トンで、4ヵ月連続で前年を上回った。