ウイングトラベル
★HIS、コンテナホテル展開のデベロップの株式取得
持分法適用会社に、地域観光戦略推進の一環で
エイチ・アイ・エス(HIS)は全国25県でコンテナ型のホテルを運営するデベロップの株式を取得し、持分法適用会社化すると発表した。株式取得金額は明らかにしていない。デベロップとのグループ化により地方誘客の促進に向けた取り組みを一段と加速させていく考え。
HISはデベロップの岡村健史代表取締役から、議決権割合の20.21%相当分を取得した。
デベロップは可動式で柔軟な需要規模に対応できる「コンテナホテル」を全国25県で96施設展開している。コンテナホテルはコンパクトかつ柔軟に対応することができるフレキシブルさを有していることから、災害などの有事に避難所として利用することができるレスキューホテルとしての特徴もあわせ持ち、全国147の自治体などと災害協定を締結している。
訪日インバウンドの急速な回復などにより観光地が賑わいを取り戻す中で、地方部において宿泊施設の不足が顕在化しつつあるとともに、持続可能な観光地域づくりが求められている。そうした中でコンテナホテルの存在が地域観光を取り巻く課題解決に資すると判断。今回の株式取得に至った。
HISは今後グループ内外のネットワークをより密に活かし、持続可能な観光地域づくりを目指していきたいとしている。
※画像=HISがコンテナホテルを運営するデベロップの株式取得(画像はデベロップが展開する「HOTEL R9 The Yard」のホームページより)