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2024.09.02

WING

航空輸送統計6月、国際旅客が92%まで回復

 利用率は8割超、国内旅客は微減も同水準で推移

 

 国土交通省は、本邦航空運送事業者による6月分の航空輸送統計速報を発表した。国際航空の旅客輸送量は168万2000人で、前年同月比では23.1%増、コロナ禍前の2019年同月比では7.2%減となった。人キロベースでは83億870万2千人キロであり、前年比が14%増、19年比が7.2%減で、座席利用率が81.4%だった。訪日旅客の急増によって国際線旅客も大幅に回復しており、コロナ禍前の9割強の旅客数となった。
 国内定期航空の旅客輸送量は827万7000人で、前年比が1.8%減、19年比が0.4%減となった。人キロベースでは78億1529万1千人キロで、前年比が1.4%減、19年比が0.4%減で、座席利用率が73%だった。国内航空の需要はコロナ禍前と同等の水準で推移したものの、物価高などの影響もあって前年をわずかに下回った。

 

※写真=6月の国際線旅客はコロナ前の9割強まで回復した

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