NASA、無人「スターライナー」のISS切り離しを9月6日に

　安全性考慮で無人の帰還、9月7日にニューメキシコに着陸

　米航空宇宙局（NASA）は、ボーイングが開発した民間宇宙船「スターライナー」について、来る9月6日18時04分（米東部時間）に、国際宇宙ステーション（ISS）から切り離し、地球への帰還に向けて出発することを明かした。NASAは去る8月24日、安全性を優先し、「スターライナー」の有人での地球帰還を断念することを表明し、データ取得のため、無人で9月初旬にも地球へ帰還させることを発表していた。
　NASAは「天候次第」との条件付きとしながら、無人の「スターライナー」を9月6日にISSから切り離し、9月7日0時3分頃にはニューメキシコ州ホワイトサンズ宇宙港へと帰投する計画にあることを明かした。

※写真＝無念の無人状態での帰還とする「スターライナー」。ISSからの切り離しは9月6日に決まった（提供：NASA）