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東芝、小型・高精度な慣性センサーモジュール開発
東芝電波、可搬サイズのジャイロコンパスに応用
東芝は小型化と世界最高レベルの精度を両立した「慣性センサーモジュール」の開発に成功した。その技術を応用し、東芝電波プロダクツが持ち運び可能なサイズの「ジャイロコンパス」を開発に漕ぎ付けた。
慣性センサーは、物体の動きや姿勢を検出するためのセンサーだ。物体の回転や向きの変化を検出する「ジャイロセンサー」と物体の速度の変化を検出する「加速度センサー」などがある。
これらのセンサーは物体そのものに搭載することから、GPS等の電波が届かないビル陰や水中、暗くてカメラで対応できないトンネルや屋内暗所などでも物体の動きや姿勢を正確に検出することが可能で、スマートフォンの画面の向きを自動に変える機能や歩数計に用いられているほか、自動車、航空機など多くの製品に組み込まれている。
※写真=東芝が開発した慣性センサーモジュール(提供:東芝)
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