NEC、生体認証技術の混雑緩和システム販売開始

　日米、シンガポール市場中心にグローバルで

　NECは9月3日、同社が培ってきた得意の生体認証技術により、立ち止まることなく一度に多人数を認証するシステムを今年9月に日本、アメリカ、シンガポールを中心にグローバルで販売開始することを発表した。空港などの様々な公共施設などにおける入場時の混雑緩和に寄与することを目指す。
　訪日旅客需要が急増し、足下では空港をはじめとする交通機関やアミューズメント施設などの公共施設の利用者が増加中だ。とりわけ空港では、搭乗者数が2019年比で2041年には約2倍になる予測があるなど、旅客ハンドリングの効率化が大きな課題の一つとなっている。

※画像＝NECが得意とする生体認証技術を使った公共施設などの混雑緩和システムをグローバルに販売（提供：NEC）