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2024.09.09

WING

EASA、TrentXWB-97で緊急耐空性改善命令

 欧州航空安全庁(EASA)は9月5日(現地時間)、キャセイパシフィック航空のA350-1000に搭載したロールス・ロイス製TrentXWB-97エンジントラブルに関して、予防措置として検査を義務付ける緊急耐空性改善命令(AD)を発行した。
 このADでEASAは、エンジン内部のフレキシブル燃料ホース接続部の損傷を確認するため、1回の検査を義務付けた。検査は個々のエンジンの運転履歴に応じ、今後3 ~30 日以内に実施する必要がある。世界中で運航されているA350-1000型機は計86機にのぼり、日本航空(JAL)らも運航中だ。