ウイングトラベル
★運輸総研、日越観光・人的交流イベント開催へ
持続可能な観光へ文化遺産保存と観光開発議論
運輸総合研究所は、10月2日に第2回 日越観光・人的交流イベントを開催する。今回のテーマは「文化遺産を有する地域における持続可能な観光に向けた『観光開発』と『保存』の調和-日本とベトナム両国における持続可能な観光に向けて-」で、日本とベトナム両国の文化遺産の保存と観光開発という持続可能な観光推進のための最大の課題を取り上げる。
同イベントは、オンライン配信(Zoomウェビナー)で、日本時間15時~18時10分、ベトナム時間13時~16時10分に行われる予定。
今回のイベントは、昨年10月にベトナム・ハノイで開催されたシンポジウムに続くもので、両国が抱える文化遺産保存と観光開発に関する課題を議論し、意見交換を行う。
前回のシンポジウムでは、主要観光地におけるオーバーツーリズムの克服および地方観光地の活性化が議題に上がった。本イベントでは、文化遺産を観光資源として活用するための具体的な取り組みや課題を深掘りし、持続可能な観光の実現に向けた方向性を探る。
日本とベトナム両国は、豊富な自然や文化を持ち、観光地としての魅力を誇る。しかし、文化遺産の保存と観光開発のバランスを取ることは依然として課題であり、このイベントを通じて、両国の経験や知見を共有し、持続可能で質の高い観光の実現を目指す。また、観光分野に限らず、文化や学術における国際的な人的交流のさらなる拡大にも寄与することが期待される。
イベントの開会挨拶では、運輸総合研究所の宿利正史会長やベトナム国家観光局(VNAT)のファム・ヴァン・トゥイ副長官が登壇する。さらに、観光庁次長や駐日ベトナム大使館の臨時代理大使による来賓挨拶が予定されている。
有識者発表では、観光庁や岐阜県白川村の副村長、ベトナム観光開発調査研究所(ITDR)やクアンナム省文化スポーツ観光局の代表者が、それぞれの取り組みや現状を発表し、続く意見交換では、リクルートじゃらんリサーチセンターの沢登次彦センター長がモデレーターを務め、各パネリストとともに議論を深める。
イベントの参加は無料で、申し込みは専用URLから受け付けている。参加者には、事前に視聴用URLが送付される予定である。
※イベント詳細ページURL
https://www.jttri.or.jp/events/2024/workshop241002.html