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2024.09.18

ウイングトラベル

★訪日インバウンド受入意向が低下

 JATA調査、人手不足問題が依然として深刻

 日本旅行業協会(JATA)は7月に実施した「インバウンド旅行客受入拡大に向けた意識調査」の結果を公表した。それによると訪日インバウンドの取り扱いを行っていない旅行・観光関連事業者のうち受入に肯定的な回答が今年1月に行った調査で51%だったものが44%まで低下していることがわかった。その理由として人手不足や人材不足を挙げる声が最も多く、依然としてマンパワーが参入の足かせとなっている格好となった。また、観光客数の状況についてはインバウンドは着実に回復しているものの、観光全体の回復は前回調査より鈍化傾向にあることがわかった。

 41%の事業者が訪日需要がコロナ前水準回復と回答  一方、観光全体の需要回復は鈍化傾向に

 団体レジャー旅行の比率が高まる  サステナブル、高付加価値旅行への関心高く

 インバウンド最重点市場は台湾、欧米も関心高まる  オーバーツーリズムへの懸念も強まる

 観光事業者の66%がコスト上昇を価格に反映  ドライバー・バスガイドの人材不足が顕在化

 大阪・関西万博の効果は限定的

※写真=人手不足を理由にインバウンド受入以降が低下