記事検索はこちらで→
2024.09.19

ウイングトラベル

★WTTCグローバルサミット、西豪パースで開催

 10月8〜10日「古代の土地:新たな視点」テーマ

 

 世界旅行ツーリズム評議会(WTTC)の第24回グローバルサミットが10月8日から10日、西オーストラリア州パースで開催される。2024年のサミットのテーマは「古代の土地:新たな視点」。古代の文化や土地の歴史を尊重しつつ、現代に新たな洞察をもたらすことを目的としている。
 パースでの開催についてWTTCは、「西オーストラリア州が観光の持続的な成長に向けたコミットメントが高く、先住民をその中心に据える姿勢を称賛するとともに、他の地域の模範となるその取り組みは、多くの学びを提供する」と強調している。
 さらに、「パースは、経済的な貢献、美しい自然景観、生物多様性だけでなく、文化とコミュニティ、環境の間に強い結びつきを育む姿勢でも評価されている。団結の精神を体現するこの都市は、世界のリーダーたちが集まるにふさわしい場所であり、今回のサミットがその精神をさらに高める」とパースの開催に期待した。
 同サミットは、10月8日に「グローバルリーダーズダイアログ」で幕を開ける。このセッションでは、業界リーダーと政府代表者が、公共・民間セクター間の協力を強化し、互いにサポートし合うための機会を模索する。さらに、同日夜にはキングスパークでのウェルカムレセプションが予定されている。
 9日には、公式の開会式が行われ、地元の文化パフォーマンスやオープニングスピーチが予定されている。続いて、「未来に向けた計画」をテーマにしたパネルディスカッションでは、2034年までに旅行・観光業界が世界経済において16兆米ドル規模、GDPの11.4%を占めると予測されている中で、競争力の強化に向けた具体的な戦略が議論される予定。
 サミットのもう一つの注目すべきセッションは、先住民の観光がいかにオーストラリアの競争力の向上に寄与しているかを学ぶ「マイストーリー:私たちの起源」。さらに、業界リーダーが中国やインドからの旅行者についての洞察を共有し、これらの市場が求める旅行体験に関する短い基調講演も行われる。
 10月10日には、「Together in Travel」と題されたセッションが行われ、旅行業界における連携と協力の重要性が強調される。また、「Welcome to My Home」というパネルディスカッションでは、先住民が旅行者を迎え入れる際に共有する文化的な体験が、旅行者にハイライトになることが議論される。さらに、先住民が観光エコシステムや職場で適切かつ公平に参加できるようにするための具体的なステップについても議論される。
 サミット期間中、参加者にはソーシャルメディアでの体験共有を奨励されており、ハッシュタグ「#GSPerth」または「#AncientLandNewPerspectives」を使用して投稿できる。
 主な講演者には、グレッグ・オハラCertares創設者兼シニアマネージングディレクター、ジェーン・サンTrip.comグループCEO、ダン・リチャーズ・グローバルレスキューグループ創設者兼CEO、ジョン・ケリー第68代アメリカ合衆国国務長官、ロバート・アーウィン・オーストラリア動物園写真家・自然保護活動家、オードリー・ヘンドリー・アメリカン・エキスプレス・トラベル社長が予定されている。

※画像=WTTCグローバルサミット、パースで10月18日から開催

※動画=WTTC第24回グローバルサミット
https://youtu.be/xabDBLQNm9I