WING
木原大臣、馬毛島整備延期は台風接近も影響
現地の船が避難、インフラない大型工事など遅れ
木原稔防衛大臣は9月13日の閣議後会見で、馬毛島の自衛隊基地整備全体の工期が2030(令和12)年3月末へ延期したことについて、今年の台風の接近・停滞事案が影響したことなどを説明した。防衛省では、工期の精査とともに大臣自ら現地視察を行いつつ、状況の精査を行ってきた。しかし今年は大型台風の接近に伴い、現地の船などが避難する事態も発生したことを示すと「全体を勘案した結果、この度の工期延長を判断した」と述べた。
木原大臣は、7月に行った施設整備に関する説明を振り返り、馬毛島が外海に位置している上、社会インフラが整っていない中で、特殊な施工条件の中で工事を行っているとした。さらに高温多湿な厳しい環境であることなどを改めて強調した。そこで昨年1月の工事着手以降、工事を最適な状態で進めてきたとするも、今年7月中旬に整備完了時期が30年3月になる初度的な報告を受けたとした。