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ボーイング、最大労組がストライキ
暫定合意から一転、組合員94%が否決票
ボーイングは、およそ3万3000名が加盟するボーイング最大の労働組合支部である「IAM 751支部」および「W24支部」と進めてきていた労使交渉が、9月12日夜(現地時間)に物別れに終わったことを明らかにした。組合員の投票で、94%が反対票を投じた。
国際機械工・航空宇宙労働者組合 (IAM) は、北米最大の産業労働組合の1つ。航空宇宙・防衛、航空運送業、鉄道、交通、ヘルスケア、自動車、その他の業界の現役および退職会員約60万名を抱える巨大組織だ。2つの支部はワシントン州、オレゴン州、そしてカリフォルニア州の一部の組合員が加盟している。
ボーイングは同日夜、IAM首脳部と暫定合意した新契約が、両支部の組合員の投票で否決されたことについて、「我々は従業員および労働組合との関係を再構築することに引き続き取り組む。新たな合意に達するためにテーブルに戻る準備ができている」とした。