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露哨戒機3度も領空侵犯、空自機がフレアで初警告
中露艦艇と連動か、日本政府が極めて厳重に抗議
防衛省は9月23日、ロシア軍のIL-38哨戒機が北海道礼文島北方領空へ3度にわたって領空侵犯したことを発表した。対応した航空自衛隊北部航空方面隊の戦闘機は2度目まで無線で通告したが、3度目の侵入時に対領空侵犯措置として初めてフレア発射による警告を行った。
防衛省の発表では、同日に大陸方向からロシア機が飛来し、13時台から15時台にかけて日本領空へ侵入したとのこと。同機は飛来すると礼文島北方で南方向へ針路を変え、13時3分ごろから13時4分ごろまでの約1分間、領空を侵犯した。続けて同機は南北方向を行き来する飛行を繰り返し、さらに複数回旋回するなどの飛行を続け、その間の15時31分ごろと、15時42分から15時43分ごろまで、2回目、3回目の領空侵犯を行った。フレアによる警告は15時42分の3回目に行った。
※写真・図=3度も日本領空を侵犯したロシアのIL-38哨戒機と航跡図(提供:統合幕僚監部)
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