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2024.09.24

WING

キャセイ機、二次燃料マニホールドホースから燃料漏れ出火か

 香港事故調査局、複数箇所でホース内部金属編組にほつれや破れ

 

 香港航空事故調査局(AAIA)は9月19日(現地時間)、去る9月2日に香港空港をチューリッヒ空港に向けて飛び立ったキャセイパシフィック航空のCX383(A350-1041、B-LXI)で発生したエンジン出火に関して、予備的報告書を公表した。そのなかで破裂した二次燃料マニホールドホースから燃料が漏れ、エンジン火災に繋がった可能性があることを指摘した。その上で、迅速な対応が必要だと警告した。
 当該機には、乗客332名と乗員16名(フライトクルー4人と客室乗務員12人)を含む計348人が搭乗。離陸時の総重量は306トンだった。当該機は香港国際空港の滑走路07Rから午前0時24分10秒に離陸し、その直後、着陸装置が0時24分52秒に格納された再(無線高度計高度::34フィート/対気速度:191ノット)、パイロットが第2エンジンの「ENG FIRE」警告を確認した。

 

※写真=9月2日に発生したエンジン出火事案で香港当局が予備的調査報告書を公表(提供:キャセイパシフィック航空)

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