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将来宇宙輸送システム、日本旅行と宇宙事業共同検討
業務提携締結、誰もが行ける宇宙旅行構想具体化へ
将来宇宙輸送システム(ISC)と日本旅行は9月24日、宇宙旅行事業の実現を目指した事業検討を共同で行うことで業務提携契約を締結したことを発表した。
将来宇宙輸送システムは完全再使用型の単段式宇宙往還機(SSTO)を用いた高頻度の有人宇宙輸送を2040年代に実施することを最終目標に据えている。それを前に2028年までに再使用型の人工衛星打ち上げ用ロケットの開発に挑む。
その人工衛星打ち上げ用ロケット開発では2025 年度中までに宇宙機の一部を構成するサブシステム開発試験(システム開発、構造・機構系開発、推進系開発、アビオニクス開発等を想定)(TRL5)を完了し、2027 年度中までにサブシステムの実機サイズの製作・試験(TRL6)、そして実機製造及び飛行実証(TRL7)を実施することを目指すとし、同社は先ごろ、文部科学省SBIRフェーズ3事業に採択された。