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RDEC(ベトナム)派遣の陸自教官団、帰国報告
基盤構築や国連・越軍との良好な関係を築く
防衛省・陸上自衛隊は去る12月20日に、国連PKO支援部隊早期展開プロジェクト(RDEC(The UN Project for Rapid Deployment of Enabling Capabilities))の一環で、11月5日から12月14日までの間ベトナムで実施した、工兵要員を対象とした重機操作教育訓練に派遣された陸上自衛官19名の帰国報告を防衛省内で行った。帰国報告では、伊藤和幸2等陸佐以下教官団が陸上幕僚長に対し報告後、陸幕長から「伊藤団長以下隊員諸君、またPKO事務局からの派遣された方も含め、無事任務を完遂し帰国してくれたことを陸上幕僚長としてうれしく思う。本任務はアジア諸国、また世界の平和と安定のために非常に重要な事業である。皆さんが心血を注いでくれた事業がその基礎となって、世界の平和と安定が進むものと考える」と述べた上で、「今後については、今秋の任務で培ったものを陸上自衛隊に、また国際平和協力活動に活かしてもらいたい。本当にお疲れさまでした」と、隊員を労った。これに対し団長の伊藤2佐は、「今回は3つの目標をもって任務に臨みました。基盤育成ということで来年度には本格訓練を行うので、それに向けた体制の確認、またベトナム軍・国連職員との良好な関係の醸成を図り、良好な関係を築くこと等ができたと考えております」と答えた。
※写真=記者に対しRDEC(ベトナム)での成果を語る、教官団長の伊藤和幸2等陸佐
※写真=懇談を終えて集合写真、今回は女性自衛官2名も教官として派遣された