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空の日特別寄稿 はいさい! 那覇空港
那覇空港長 古堅厚弘
那覇空港においては、コロナ渦で国際線、国内線とも旅客数や貨物取扱量が他空港同様かなりの落ち込みがありましたが、令和5年は旅客数1915万人と過去最高だった令和元年2176万人に迫ってきました。国内線は、ほぼ同水準であり、国際線が令和元年比50%弱となっています。貨物につきましても本年4月から成田→那覇、那覇→北九州との定期貨物専用便が就航するなど「ひと」「もの」の活気がもどり、さらなる飛躍が期待されているところです。
第二滑走路が、令和2年3月に供用開始され確実に空港の利用者利便が向上していく中、空港ターミナルビル前の高架道路を国際線方向へ延長する工事も行われています、また、空港駐車場混雑解消に向けて、新立体駐車場の整備も予定しています。公共交通機関である沖縄都市モノレール「ゆいレール」は、利用客の増加に対応する輸送能力の増強を図るため、3両化車両の導入を進めていくなどそれぞれの立場で事業を進めています。
また、英国の航空関連調査会社SKYTRAX社が発表した2024年の世界空港ランキングで那覇空港が前年よりも順位を大幅にあげた報道にも接しているところです。
沖縄県による第6次沖縄県観光振興基本計画の中で沖縄観光の目指す将来像【世界から選ばれる持続可能な観光地 ―世界とつながり、時代を切り拓く「美ら島 沖縄」―】が掲げられています。那覇空港は成長が著しいアジアの諸外国に近い地理的な優位性と24時間空港の強みを生かし、沖縄県の空の玄関口として安全・安心を追求してまいります。
さて、本年も那覇空港を身近に感じていただく「空の日」イベントについても触れておきたいと思います。沖縄は台風の影響を受けることが多いため、台風シーズンを避けて例年11月に開催しており、今年度は11月16日に開催する予定で準備を進めています。今年は、空港見学バスツアー、空港関係の様々なお仕事紹介・体験、塗り絵や紙飛行機作りなどを企画しております。空港を盛り上げ活気づけると共に、多くの皆様に笑顔の輪が広がるイベントとなるよう那覇空港スタッフ一同準備しておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
※写真=那覇空港の古堅厚弘空港長