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SAF供給目標量、ジェット燃料GHG排出量の5%相当以上に
国際動向踏まえ「排出削減」に着目した供給目標量
資源エネルギー庁は9月30日、日本全体で目指すSAF(持続可能な航空燃料)の供給目標について、「2019年度に日本国内で生産・供給されたジェット燃料のGHG(温暖化ガス排出量)排出量の5%相当量以上」とする案を明らかにした。この考え方を、エネルギー供給構造高度化法におけるSAF供給目標量に落とし込む考えだ。
これは同日開催された第16回資源・燃料分科会 脱炭素燃料政策小委員会のなかで、事務局を務める資源エネルギー庁が有識者に提示したもの。
昨年5月の国土交通省・経済産業省合同の官民協議会中間とりまとめのなかでは、需要側のニーズを踏まえ、少なくとも航空燃料消費量の10%をSAFに置き換えることを前提とし、GHG削減効果よりも導入量に着目した考え方と採り入れてきた。
※写真=SAFの供給目標量の案を有識者に提示した
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