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カタール航空、豪ヴァージン株25%取得へ
経営再建の豪ヴァージン支援、提携関係を深化
経営再建中のヴァージン・オーストラリアの25%の株式を、カタール航空グループがベイン・キャピタルを通じて取得する方針を固めた。カタール航空の支援により、財務基盤を固めるヴァージン・オーストラリアとしては、2025年半ばまでに長距離国際線事業に進出しつつ、カタール航空とのコードシェア拡大やマイレージなどの特典での協力、さらにはスケジュールおよび乗継オプションの改善など、利用者利便を高めていく構え。
カタール航空とヴァージン・オーストラリアは、2022年にコードシェアを結ぶなど、提携関係にある。そうしたなか浮上したカタール航空グループによるヴァージン・オーストラリアの経営支援について、ヴァージン・オーストラリアはオーストラリアの航空業界における競争が激化するとみており、割安な運賃と幅広い選択肢を利用できるようになるとの見解を示した。