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中国空母「遼寧」から5日間で航空機220回発着
総発着数は630回、その後フィリピン東沖へ
統合幕僚監部は、いぜん太平洋での活動を続ける中国海軍クズネツォフ級空母「遼寧」(艦番号16)から艦載機の発着が続いていることを発表した。9月27日から10月1日までの5日間で、戦闘機が約130回、ヘリが約90回、合計約220回発着があったとした。
そのため、艦艇の活動を確認した9月20日から26日までの発着艦を含めると、合計で約630回に達したとした。
その後、「遼寧」を含む複数の中国艦艇は2日にかけてフィリピン東沖の海域を南西方向へ進んだ。
防衛省・自衛隊では9月27日からこれまで、海上自衛隊第2護衛隊(佐世保)の護衛艦「あさひ」および第8護衛隊(佐世保)の護衛艦「きりさめ」が警戒監視・情報収集を行った。
※写真=「遼寧」が艦載機を発着艦させる。フユ級高速戦闘支援艦からは洋上補給を受けることも。10月1日から2日には複数の中国艦艇とともに南西方向へ航行した(提供:統合幕僚監部)