ノースロップ、AI活用した高度戦闘管理システム開発

　AIとリアルタイムデータ用いてわずか0.25秒で交戦計画

　ノースロップ・グラマンは10月7日（米アラバマ州ハンツビル現地時間）、最先端AI 機能を前線防空システムに導入することを発表した。前線防空（FAAD）高度戦闘管理（ABM）システムとして、対無人航空システム（C-UAS）ミッション空間における脅威の増大する複雑性に対応するもので、タブレット端末のボタンを1度クリックするだけで、例えば群れで襲来するUASを適格に撃破するための意思決定を迅速かつ効率化する。
　ノースロップ・グラマンによれば、ABMはアリゾナ州ユマ試験場で今春と晩夏に試験に成功したとのこと。AIと実弾射撃データを活用し、異なる運動エネルギー兵器と非運動エネルギー兵器、そしてターゲットを組み合わせて試験を行った。

※写真＝先端AIを活用したFAAD ABMシステムの実証に成功（提供：ノースロップ・グラマン）