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「国民の自衛官」表彰式、9人1部隊を称える
幅広い部隊から選出、国民のための行動を評価
民間唯一の自衛官顕彰制度で、フジサンケイグループが主催、航空新聞社が特別協賛する「国民の自衛官」は10月9日、都内ホテルで第22回表彰式を開催した。選出された9人1部隊の中には、今年初めの能登半島地震で地域住民に寄り添った輪島分屯基地の航空自衛隊中部航空警戒管制団第23警戒隊が受章したほか、在留邦人保護や、要人などの安全輸送、警戒監視など多岐にわたる任務から選出し、その功績を称えた。
受章者のうち、陸上自衛隊からは5人が選ばれ、海上自衛隊からは2人、航空自衛隊からは2人1部隊が選ばれた。その中でも空自中警団第23警戒隊は、元日の地震で避難してきた地域住民をレーダーサイトの基地へ迎え入れたことが知られている。隊員の中には自宅が倒壊して被災者となった者もいたが、最大約1000人を受け入れて基地の毛布や食料を提供した。この受入れには、日ごろから隊員と市民が密接に交流していたことが大きく、地元の行事などに積極的に参加しており、自衛隊基地が地元と良好な関係を築いてきた好例といえる。
※写真1=「国民の自衛官」に9人1部隊が選ばれた
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