産学官の空港技術懇話会、基本計画での取組み推進へ

　国土交通省航空局は10月16日、今年度第1回目の空港技術懇話会を開いて、空港に集まる多様なニーズへ的確に対応するため、空港技術基本計画に基づく研究所・空港会社・航空会社での取組みについて議論する。
　この会合は、空港を取り巻く環境が大きく変化する中で、利便性の向上や安全・安心を確保するために2022年度から設置したもの。空港技術に関係する産学官が連携し、新たな空港技術の開発や実装などを進めることで、質の高い空港整備や運営の実現を目指す。あ
　会合ではこれまで、新たな空港技術の開発や実装など議論を重ね、2023年度には空港技術基本計画を策定した。今回は同計画に基づいて進められてきた取組みについて意見交換を行う。
■学識経験者
・屋井鉄雄（委員長）：東京科学大学特命教授
・轟朝幸：日本大学理工学部交通システム工学科教授
・花岡伸也：東京科学大学環境・社会理工学院融合理工学系教授
・平田輝満：茨城大学大学院理工学研究科都市システム工学領域教授
・福田大輔：東京大学大学院工学系研究科社会基盤学専攻教授
■研究機関
・国土技術政策総合研究所副所長
・海上・港湾・航空技術研究所港湾空港技術研究所所長
■空港会社
・成田国際空港会社専務取締役
・中部国際空港会社執行役員
・新関西国際空港会社執行役員
■航空会社
・全日本空輸上席執行役員オペレーションサポートセンター長
・日本航空執行役員空港本部長
■国土交通省
・大臣官房技術審議官（航空）