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インド陸軍参謀長が大臣表敬、日本が初の海外訪問
進化する日印関係、着実な進展を歓迎
中谷元防衛大臣は10月15日、インド陸軍参謀長のウペンドラ・ドウィヴェディ陸軍大将の訪問を受け、日印の防衛協力が進展していることを歓迎した。特にドウィヴェディ参謀長は着任後初の海外訪問先として日本を選んでおり、中谷大臣は冒頭のあいさつで「非常に光栄」だと述べて訪問を労った。
中谷大臣は、日印関係がこれまでよりも進化しているとし、昨年5月に広島市で開かれたG7サミットでナレンドラ・モディ首相から、平和記念公園へガンジー像の寄贈を受けたことを説明。両国の関係が深まっていることを強調した。また3度の防衛大臣経験の中で、日印防衛相会談を合計6回行っており、その中でインドとの交流を深めてきたとすると、今回の訪問によって「日印間のより一層の理解促進につながることを期待している」と述べた。
ドウィヴェディ参謀長は、石破政権が発足したことにお祝いの言葉を述べると、今月11日にラオスで開かれた東アジアサミットで、石破茂総理大臣とモディ首相が会った際、モディ首相からインドにとって日本は大事なパートナーであり、親友だと話していたことを説明した。さらに防衛協力においては中谷大臣のリーダーシップに期待感を示し「日印関係、防衛協力のさらなる進展を確信している」とした。